2025.12.16

東京スカイツリー周辺観光ガイド

東京旅行といえば、誰もが一度は訪れたいランドマークが東京スカイツリー。このエリアの魅力は展望台だけでなく、最先端の商業施設、落ち着いた水族館、川沿いの散歩道、下町の文化が色濃く残る工房や町並みなど、観光客が一日では回りきれないほどスポットが点在している。本稿では、初めての東京旅行でもリピーターでも楽しめる、スカイツリー周辺の観光スポットを幅広く紹介します。テーマも雰囲気も異なる場所がコンパクトな範囲に凝縮されているため、好みに合わせて自由に組み合わせて楽しめるのが押上エリアの大きな魅力です。

スカイツリー周辺の観光スポット

東京スカイツリー（展望台）

やはり外せない定番が東京スカイツリーの展望台。地上350メートルと450メートルの二層からなる展望施設は、晴れた日には東京湾の向こうの山々まで見渡せます。朝昼夕夜と時間帯によって景色が変わるため、訪れるたびに違う表情を見せるのも魅力のひとつ。展望デッキでは都市の密度を、展望回廊では空中を歩くような高揚感を味わえます。

東京ソラマチ

スカイツリーの足元に広がる大型商業施設。三百以上の店舗が集まり、東京土産、雑貨、レストラン、子ども向けショップなど、観光客が長時間滞在できる空間づくりが特徴です。特に江戸切子や和雑貨の専門店は外国人旅行者にも人気が高く、キャラクターショップや体験型のミニ施設など家族連れでも飽きません。

HADO アリーナ（ARスポーツ体験）

最新テクノロジーを駆使したAR（拡張現実）スポーツ「HADO」は、ソラマチでも体験ができます。ゴーグルとアームセンサーを装着し、目に見えないエナジーボールを放って戦う未来型スポーツです。
仲間と協力しながら体を動かせるだけでなく、ICT教育やスポーツ教育の一環としても活用できます。
https://hado-official.com/hado-arena/store/soramachi/

すみだ水族館

都市型水族館として独自の存在感を持つのがすみだ水族館。クラゲや金魚など、小規模ながらも展示の世界観が洗練されており、水中のゆらぎと照明の演出が心地よい空間です。開放的なペンギンプールでは間近で生態が観察でき、ゆっくり過ごしたい旅の合間に最適です。
※画像はイメージです

コニカミノルタプラネタリウム天空

スカイツリータウンにあるプラネタリウム。都会の喧騒を忘れさせる没入型映像で、星空を眺めながらリラックスできます。アロマを用いたヒーリング作品など、旅中の休憩スポットとして人気が高いです。
※画像はイメージです

東武博物館

すぐ近くの東向島駅にある交通系博物館。都心の中心部から少し外れますが、スカイツリー観光と組み合わせる人も多い施設です。鉄道の歴史、実物車両、運転シミュレーターなど、大人も子どもも楽しめる内容が揃っています。

すみだリバーウォークと隅田川テラス

浅草方面へ向かう歩行者専用橋として人気なのが、すみだリバーウォーク。隅田川の上を歩きながらスカイツリーや船の往来を眺めることができ、特に写真が映えるスポットとして注目されています。隅田川テラスの遊歩道につながっており、川沿い散歩を満喫できます。夕方になると水面に映る光が美しく、夜はライトアップされたスカイツリーの姿が幻想的に見えるのも◎

東京ミズマチ

スカイツリーと浅草の中間地点に位置する高架下商業エリア。カフェ、スイーツ店、雑貨店が並び、散歩の途中に立ち寄る人が多いエリアです。川に近い開放的な立地のため、旅行中にゆっくり休みたいときに最適です。ファミリー向けの遊び場もあるため、子ども連れでも楽しめますよ。

向島百花園

江戸時代から続く日本庭園で、四季折々の草花が楽しめます。梅、萩、夏の草花、秋の紅葉と季節ごとに景色が変わるため、何度訪れても新鮮さがあります。都会の真ん中で静けさを求める人には特におすすめの場所。

向島の下町エリア

スカイツリーの周辺は、実は伝統的な職人の町でもあります。路地裏には長屋や個人の工房が残り、和菓子店や手仕事の店が点在しています。江戸木目込人形や組紐など、地域特有の工芸を扱う店を訪れてみるのもいいかもしれません。

牛嶋神社と隅田公園

スカイツリーを間近に望める神社として人気なのが牛嶋神社。ユニークな三輪鳥居が特徴で、境内から見えるスカイツリーは撮影スポットとしても知られています。隅田公園は川沿いに広がる開放的な公園で、春には桜が美しいスポットです。観光の合間にリラックスできる場所としておすすめ。

三囲神社

ソラマチから徒歩圏内にある古社で、商売繁盛にご利益があるといわれています。境内には三越ゆかりの狛犬があり、歴史と文化が感じられます。賑やかな商業施設の近くにありながら、静けさを持つ不思議な空間です。

押上エリアのカフェとスイーツ

観光途中で入りたいカフェも多い。こだわり焙煎の珈琲店、チーズケーキが人気の専門店、下町ならではの喫茶店などが揃う。最近では、クラフトビールが飲める店や、スパイス料理の専門店など、個性的な飲食店も増えています。スイーツ好きなら、ソラマチのソフトクリーム専門店や和菓子店を巡るのも◎

浅草方面へ足を伸ばす観光

スカイツリーと浅草は歩いて回れる距離にあるため、セットで観光する人が多い場所です。雷門、仲見世通り、浅草寺など、日本文化を濃厚に感じられるスポットが広がります。浅草文化観光センターから眺める景色は無料とは思えないほどのクオリティで、スカイツリーとの位置関係がよく分かりますよ！浅草で人力車に乗って、スカイツリー方面まで案内してもらう観光スタイルも人気です。

押上周辺の体験型スポット

スカイツリー観光の周辺には、体験型の施設もいくつかあります。キャンドルづくりやレザークラフトなどのワークショップを開催する小規模スタジオ、陶芸体験ができる工房など、旅行者が旅の記念として手仕事を楽しめる場所が増えています。さらに、小さなミュージアムやギャラリーも点在しており、地域ならではのアートに触れられます。

下町銭湯体験

観光の合間に軽く疲れを癒したいなら、昔ながらの銭湯もおすすめ。押上駅周辺には古き良き銭湯が残っているため、スカイツリーを眺めながら立ち寄る人も多いです。観光地では味わえない地域の暮らしを垣間見ることができる貴重な体験です。

夜のスカイツリーライトアップ

夕方から夜にかけてのスカイツリーは、昼とはまったく違う姿を見せますよ。季節ごとに異なる色のライトアップが施され、川沿いや周辺の街から眺めると、東京の夜景を象徴する風景として記憶に残ることでしょう。写真を撮るなら、すみだリバーウォークや隅田公園が特におすすめです。

まとめ

東京スカイツリー周辺は、展望台と商業施設だけを目的に訪れるにはあまりにも惜しいほど、多彩な魅力が集まっています。水族館やプラネタリウムで癒され、川沿いを歩き、古い街並みに触れ、公園や神社で静けさに浸り、カフェで休憩し、工芸体験で旅の思い出を形に残す。さらに少し足を伸ばせば浅草の歴史ある街並みも広がり、スカイツリーと合わせた新旧の東京を楽しむことができます。
初めて訪れる旅行者も、何度か来た経験のある人も、それぞれの好みに応じた過ごし方ができるのが押上エリアの魅力です。観光スポットが密集しているため、無理に一日で回りきる必要はなく、気になった場所を一つひとつ丁寧に味わいながら歩くことで、この街の奥行きと面白さがより鮮明に見えてくるかもしれません。東京らしさと下町らしさが交差する風景を感じながら、スカイツリー周辺ならではのゆったりとした観光を楽しんでみてはいかがでしょうか。