2026.03.12

ラーケーションで東京へ!学びスポット・申請書文例・モデルコースをご紹介!

「ラーケーションで東京に行くけど、どこに行けばいいの?」

「申請書には、何て書けばいい?」

ラーケーションで東京を行き先に選ぶとき、多くの方がこの2つにつまずきがちです。

東京には魅力的なスポットが多い分、「遊びに見えない行き先」を選び、申請書にきちんと理由を書かなければなりません。

本記事では、テーマ別のおすすめスポット・申請書の記入例・1日モデルコースをまとめて紹介します。

ラーケーションとは?仕組みを解説

ラーケーションとは?仕組みを解説

ラーケーションとは、「ラーニング(学び)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語です。保護者の休暇に合わせて子どもが平日に学校を休み、校外で体験的な学習活動を行う制度で、事前に申請すれば欠席扱いになりません。

2023年に愛知県が全国で初めて導入し、その後、茨城県・山口県・栃木県日光市・大分県別府市・沖縄県座間味村などに広がっています。取得できる日数は自治体によって異なりますが、年間3日程度が主流です。

利用の流れとしては「活動計画書」などの書類を事前に学校へ提出し、当日は計画に沿って校外で学習活動を行います。活動後に振り返りレポートの提出を求める学校もあります。

東京都ではいつから?現状でできること

2026年3月時点では、東京都としてラーケーション制度を正式に導入した発表はありません。ただし、東村山市のタウンミーティングで市民からの導入要望が出るなど、都内でも関心は高まっています。

一方、東京は「ラーケーションの行き先として選ばれる側」です。愛知県や茨城県など、すでに制度を導入している自治体の家庭が、ラーケーションの行き先として東京を選ぶケースは少なくありません。

また、東京都は独自に「笑顔と学びの体験活動プロジェクト」を実施しており、多くの小・中学校が多様な体験学習の機会を提供しています。制度の有無にかかわらず、大切なのは「どこで・何を学ぶか」の設計です。

【テーマ別】ラーケーションにおすすめの東京スポット6選

【テーマ別】ラーケーションにおすすめの東京スポット6選

ラーケーションの行き先を選ぶなら、「子どもの興味」と「学びのテーマ」が結びつくスポットを選ぶのがポイントです。ここでは6つの学びテーマに分けて、東京のおすすめスポットを紹介します。

【テクノロジー × 身体】AR体験で学ぶ未来のスポーツ:HADO(お台場 / 東京ソラマチ)

【テクノロジー × 身体】AR体験で学ぶ未来のスポーツ:HADO(お台場 / 東京ソラマチ)

教科書ではなく「身体」でテクノロジーを体験できるのが、ARスポーツ「HADO」です。

「HADO」は、ヘッドマウントディスプレイとアームセンサーを装着し、手からエナジーボールやシールドを繰り出して対戦する次世代アクティビティです。AR(拡張現実)技術によって、現実の空間にデジタルの映像が重なる仕組みを、遊びながら体感できます。

ラーケーションの学びとして特に注目したいのは、HADOが「STEAM教育」の要素を自然に含んでいる点です。

STEAM教育とは
  1. Science(科学)
  2. Technology(技術)
  3. Engineering(工学)
  4. Art(芸術・創造性)
  5. Mathematics(数学)

の5つの分野を横断して学ぶ教育の考え方です。
従来のように科目ごとに分けて知識を覚えるのではなく、「実社会の課題をテーマに、複数の分野を組み合わせながら問題を解決する力を育てる」ことを目的としています。

 

HADOは、

  • ・AR技術の仕組み(テクノロジー)
  • ・身体を使った運動(フィジカル)
  • ・チームで作戦を考える協働性
  • ・試合データ(得点・命中率・防御数)を分析して改善する論理的思考

これらが1回の体験に詰まっています。

実際にHADOは世界2,000校以上の教育現場で導入されており、芝浦工業大学では体育科目の授業に正式採用されています。またさまざまな学校団体向けに提供されているため、「学校行事で取り入れられているアクティビティ」として申請書にも記載しやすいのがメリットです。

対象は小学生以上で、もちろん親子での体験もでき、1プレイ1500円〜と手軽に楽しめます。

場所 HADO ARENA お台場店(アクアシティお台場5F)
東京ソラマチ店(イーストヤード5F)
営業時間 【お台場店】平日14:00〜22:00 / 土日祝10:00〜20:00(お台場店)
【東京ソラマチ店】10:00〜20:30(コートレンタルの場合のみ21:00までプレイ可能)
公式サイト https://hado-official.com/

 

>>HADOに関するお問い合わせはこちら

 

【科学 × 実験】触れて考える理科の世界:日本科学未来館(お台場)

「最先端の科学技術は、暮らしをどう変えていくのか?」をテーマに探究できるのが日本科学未来館です。

ロボット・宇宙・生命科学・地球環境など幅広い常設展があり、展示に触れたり動かしたりしながら学べるのが特徴です。ワークショップや実験イベントも平日でも開催されていることが多く、ラーケーションならではの体験ができます。

アウトプット例としては、「お気に入りの展示ベスト3レポート」や「10年後にあったらいいなと思う技術」を考えるワークシートなどが、申請書の振り返りにもそのまま使えます。

場所 東京都江東区青海2-3-6
入館料 大人630円、18歳以下210円
休館日 火曜日(祝日の場合は開館)

 

【社会 × 政治】国の仕組みを体感する:国会議事堂・参議院特別体験プログラム

「法律はどうやって作られるのか?」を肌で感じられるのが、国会議事堂の見学です。

本会議場の傍聴席に座り、議場の構造や投票の仕組みを間近で見ることができます。参議院では特別体験プログラムとして、模擬国会体験を実施している日もあります。

国会議事堂の見学は平日のみであり、まさにラーケーションだからこそ行ける場所です。社会科の授業と直結するテーマのため、申請書でも「国の政治の仕組みを学ぶ」と書きやすい行き先です。

場所 東京都千代田区永田町1-7-1
見学費用 無料
見学方法 参議院は当日先着順(平日のみ)

 

【防災 × 生活】首都直下地震に備える:東京臨海広域防災公園(そなエリア東京)

「大地震が起きたら、72時間をどう生き延びるか?」を疑似体験できる防災学習施設です。

タブレット端末を使ったクイズ形式の防災体験ツアーでは、被災した街を歩きながら正しい判断を学びます。避難所生活の再現展示もあり、「自分ごと」として防災を考えるきっかけになります。

アウトプットとしては「わが家の防災マップ&備蓄リスト」の作成がおすすめです。入場無料でお台場エリアに位置するため、HADOや日本科学未来館と組み合わせやすいのもポイントです。

場所 東京都江東区有明3-8-35
入場料 無料
所要時間 約1時間

 

【キャリア × 社会体験】仕事を「やってみる」:キッザニア東京(豊洲)

「大人はどんな仕事をしているのか?自分はどんな仕事に興味があるのか?」を体験的に学べるのがキッザニア東京です。100種類以上の職業体験ができ、専用通貨「キッゾ」を使った経済の仕組みも自然に理解できます。

平日は土日に比べて大幅に空いているため、人気のパビリオンにも参加しやすく、ラーケーション利用のメリットが大きいスポットです。

アウトプット例:「体験した仕事ベスト3」と「将来やってみたい仕事」を結びつけるワークシート

場所 東京都江東区豊洲2-4-9 アーバンドック ららぽーと豊洲1
営業時間 第1部 9:00〜15:00 / 第2部 16:00〜21:00
料金 3500〜8000円
※日付や予約プランによって変動するため、必ず公式サイトの予約カレンダーで確認してください

 

【歴史 × 文化】江戸から東京への変遷を歩く:江戸東京博物館 / 東京国立博物館

「江戸時代の人はどんな暮らしをしていたのか?東京はどう変わったのか?」を探究できる歴史系ミュージアムです。

江戸東京博物館(※2025年以降の開館状況を要確認)では、実物大の日本橋や江戸の町並みの再現展示を通じて、当時の生活を体感できます。東京国立博物館では、国宝・重要文化財を含む日本美術の実物を鑑賞でき、教科書で見た作品を目の前で見る感動があります。

江戸東京博物館
場所 東京都墨田区横網1-4-1
営業時間 9:30~17:30(土曜日は19:30まで)
料金 一般:800円
65歳以上:400円
大学生:480円
高校生:300円
中学生以下:無料

 

東京国立博物館
場所 東京都台東区上野公園13-9
営業時間 火〜木・日曜:9時30分~17時00分
金・土曜:9時30分~20時00分
月曜:定休日
料金 一般:1,000円
大学生:500円
高校生以下および満18歳未満、満70歳以上:無料

 

【そのまま使える】東京スポット別 記入例

【そのまま使える】東京スポット別 記入例

ラーケーションの申請書で最も悩むのが「学ぶこと」の記入欄です。ここでは、スポット別にそのまま使える文例を紹介します。

ラーケーションの申請書の書く4つの要素

申請書を書くときは、以下の4つの要素を押さえると、学びの目的が伝わりやすくなります。

  1. 目的(何を学ぶか)
  2. 活動内容(どこで何をするか)
  3. 学びのポイント(何に注目するか)
  4. 成果(帰ってから何をまとめるか)

【HADO(ARスポーツ体験)の記入例】

項目 記入例
①目的 AR(拡張現実)技術を用いた最先端スポーツの体験を通じ、テクノロジーが身体活動をどう拡張するかを学ぶ。
②活動内容 HADO ARENA お台場店にて、ゴーグルとアームセンサーを装着しARスポーツの対戦を体験する。
③学びのポイント AR技術の仕組み(カメラ映像+CG合成)、チームワークの重要性、データ(得点・命中率)から改善策を考えるプロセスに注目する。
④成果 体験レポート(AR技術の仕組みと感想)とチーム戦略の振り返りをまとめ、テクノロジーが社会を変える可能性について考察する。

 

【日本科学未来館の記入例】

項目 記入例
①目的 最先端の科学技術が暮らしをどう変えるかを、展示とワークショップを通じて学ぶ。
②活動内容 日本科学未来館にて常設展を見学し、ロボット・宇宙・生命科学の展示を観察する。
③学びのポイント 科学技術が社会課題の解決にどう活用されているかに注目する。
④成果 お気に入りの展示ベスト3を選び、それぞれの技術が未来の暮らしにどう役立つかをレポートにまとめる。

 

【国会議事堂の記入例】

項目 記入例
①目的 日本の法律がどのように作られるかを、国会議事堂の見学を通じて学ぶ。
②活動内容 参議院の見学ツアーに参加し、本会議場や御休所などを見学する。
③学びのポイント 衆議院と参議院の違い、法律ができるまでの流れに注目する。
④成果 見学の感想と「自分が国会議員だったら提案したい法律」をまとめる。

 

【キッザニア東京の記入例】

項目 記入例
①目的 さまざまな職業を体験し、仕事の役割や社会の仕組みを学ぶ。
②活動内容 キッザニア東京にて3~5種類の職業体験に参加する。
③学びのポイント それぞれの仕事がどう社会に役立っているか、専用通貨の仕組みに注目する。
④成果 体験した仕事ベスト3と、その仕事を選んだ理由、将来の夢との関連をワークシートにまとめる。

 

ラーケーション×東京 テーマ別1日モデルコース

ラーケーション×東京 テーマ別1日モデルコース

この章では、「結局、1日をどう回ればいいの?」という方に向けて、2つのモデルコースを紹介します。

コースA:「テクノロジー × 防災」お台場エリアコース

お台場エリアで完結するため移動がラクで、小学校低学年から参加しやすいコースです。午前にインプット(科学・防災)、午後にアウトプット(HADO体験)、最後に振り返りという流れで、学びの型が自然に成立します。

時間 スポット 内容・学びのポイント
9:30~10:30 そなエリア東京 防災体験ツアー。
タブレットで首都直下地震後の72時間を疑似体験
11:00~12:30 日本科学未来館 常設展見学。ロボット・AI・宇宙の展示を観察
12:30~13:30 アクアシティお台場 昼食休憩
14:00~15:30 HADO ARENA お台場店 ARスポーツ体験。午前に学んだテクノロジーを身体で体感。
チーム戦略・データ分析も学びに

 

コースB:「社会見学 × キャリア」都心〜豊洲エリアコース

午前に「国の仕組み」、午後に「仕事の仕組み」を体験する、社会科の学びを深めるコースです。

時間 スポット 内容
9:00~10:30 国会議事堂(参議院) 見学ツアー。本会議場の傍聴席に座り、法律ができる流れを学ぶ
11:00~12:00 皇居外苑 / 丸の内 散策+昼食。
丸の内のビル群を見ながら首都・東京の都市構造を観察
13:30~16:30 キッザニア東京(豊洲) 午前に見た「政治」と対比し、午後は「仕事」を体験。社会の仕組みを多面的に学ぶ

 

雨天の場合も、コースA・Bともに全スポットが屋内施設のため、天候を気にせず計画できます。

ラーケーションで得られる5つのメリット

ラーケーションで得られる5つのメリット

ラーケーションにはメリットがたくさんあります。ここでは、とくに代表的な5つに絞ってご紹介します。

家族で学びの時間を共有できる

ラーケーションの最大の魅力は、保護者と子どもが一緒に「学び」を体験できることです。

普段の休日とは違い、テーマを決めて出かけることで、家族間の会話も自然と深まります。

平日しか見学できない施設に行ける

国会議事堂の参観や一部の工場見学など、平日のみ受け付けている施設があります。

ラーケーションだからこそ訪問できるスポットは、それだけで申請書に書く理由になります。

混雑を避けて施設を見学できる

人気の施設でも、平日は土日祝と比べて大幅に空いています。

キッザニア東京やHADOなど、体験型施設は待ち時間が短い分、より多くのアクティビティに参加できます。

教科と結びついた実体験ができる

理科・社会・技術など、学校の教科と直結した体験は、子どもの記憶に残りやすく学習効果も高くなります。

教科書で読んだ内容を実際に見て触れることで、学びの理解が一段と深まります。

地域や社会の仕組みを理解できる

防災施設や国会議事堂、職業体験など、社会の仕組みを肌で感じられるスポットは東京に豊富にあります。

普段の学校生活では得られない視点を持ち帰ることができるのも、ラーケーションならではの価値です。

東京のラーケーションに関するよくある質問

東京のラーケーションに関するよくある質問

最後に、東京のラーケーションに関連するよくある質問について回答していきます。

ラーケーションを導入している都道府県は?

2026年3月時点で、愛知県・茨城県・山口県・栃木県日光市・大分県別府市・沖縄県座間味村などが導入しています。全国的に拡大傾向にあり、今後も東京をはじめ導入自治体は増える見込みです。

小学校の休みはラーケーションで取れるの?

導入自治体では小学校・中学校とも取得可能です。事前に「活動計画書」等の書類を提出する必要があり、学校によって様式は異なります。

ラーケーションは年間何日取れますか?

自治体によって異なりますが、年間3日が主流です(愛知県・茨城県など)。連続取得の可否は学校判断となるケースが多いです。

ラーケーションの問題点は?

主な課題として「学習の遅れ」「家庭間の体験格差」「学びの評価の難しさ」が指摘されています。対策としては、事前に活動計画をしっかり立て、事後に振り返りレポートを丁寧に作成することです。

本記事の文例集やモデルコースを活用すれば、計画づくりのハードルを下げられます。

東京でラーケーションはいつから始まる?

2026年3月時点では、東京都として正式導入の発表はありません。ただし、他県のラーケーション制度を利用して東京を行き先にするケースは増えています。

また、学校裁量で柔軟に対応している例もあるため、まずは学校に相談してみることをおすすめします。

ラーケーションで東京に行く理由は何て書けばいい?

「科学技術の体験学習」「社会の仕組みの見学」「最先端テクノロジーの体験」「歴史文化の探究」などがいいでしょう。本記事の記入例を参考に、行き先に合わせて調整してみてください。

まとめ

東京には、テクノロジー・科学・政治・防災・キャリア・歴史と、子どもの興味に合わせた学びスポットが豊富にそろっています。本記事のスポット別記入例をアレンジすれば申請書も完成し、モデルコースに沿えば「学び→体験→振り返り」の充実した1日が組み立てられます。

特にARスポーツ「HADO」は、テクノロジー学習・チームワーク・身体運動が同時に体験でき、申請書でもインパクトのある理由が書けるスポットです。お台場・東京ソラマチで平日も体験できるので、ぜひラーケーションの計画に加えてみてはいかがでしょうか。

東京2025デフリンピック応援

東京2025デフリンピックを応援しています。
みんなが楽しめる未来のスポーツを。