リモートワークの課題から、重要会議前に「HADO」を取り入れ 初対面の社員たちのエンゲージメントを高めたIT企業

コロナ禍でリモートワークが一気に広がると同時に、社員同士のコミュニケーションの希薄や意思疎通の難しさが社会課題になっています。

創業時よりフルリモートワークの体制を築いている株式会社ZAICO(以下、ZAICO)も、社員数が増えるにつれ、同様の課題を抱えていました。その課題解決のため、ZAICOでは、社員全員がリアルで集まるミーティングデイを企画。その日のウォームアップとして「HADO法人プラン」を導入しました。実際に直接顔を合わせたことのない社員同士の会議前に、HADOはどんな効果があったのでしょうか?

クラウド在庫管理のシステムアプリを開発しているZAICOは、2016年創業時からオフィスを構えず、社員たちは日本全国とタイからフルリモートワークで事業を展開しています。6年前からリモートワークを推進してきたスタートアップでさえ、WEB会議だけでは社員同士の距離は縮まらず、本質的な深い話まで進まないといった課題を感じていました。

そこで2021年5月、会社にとって最も重要な「価値基準」の理解を深めるために、全国から社員を集めて「リアル ビッグ ミーティング」を開催することに。懇親のための食事会やワークショップを企画しましたが、とにかくこの日集まるのは、リアルでは会ったことのない社員同士。まずは、その緊張した心を解きほぐすためのアクティビティとして、HADOが取り入れられました。そこで、このミーティングデイを企画された、SEの渡部 郁恵さんにお話を伺いました。

フルリモートならではのIT企業だからこその悩みを解決するために

Q 会社の重要な会議の前に、HADOを取り入れた経緯をお聞かせください。

社内有志が集まって企画していく中で、会社の価値基準を考えるワークショップの実施を検討していました。しかし、「大多数がリアル初対面の中で実施しても、理解が深まりにくいのでは」と考えました。

そこで、最初にウォームアップとしてアクティビティを導入し、社員たちの緊張を解きほぐしてから実施したいと考えました。私自身が以前プライベートでHADOを体験したことがあったので、メンバーに提案してみました。

Q 条件的にどういったアクティビティを探しましたか?

第一条件として、全国から社員たちが集まるので、日程は変えられない=天候に左右されない「屋内アクティビティ」であること。次に、午後のワークショップはずっと座って実施されるため「体を動かしたい」けれど、「得意不得意が出ないもの」を条件として探していました。

屋内型スポーツ施設や天井型バーベキュー施設なども考えましたが、私自身が以前プライベートでHADOを体験したことがあったので、メンバーに提案してみました。IT系の会社ですし、みんなARやVRなどの最新技術が大好きなので「やってみたい!」と即決となりました。

体格差、年齢差関係なく、だれもがフラットに楽しめるテクノスポーツ

Q HADOのどんなところにメリットを感じましたか?

みなさん初体験という中で、性差や体格差、年齢差が関係なく楽しめることと、会場についてすぐにスタートできるのが非常にメリットに感じました。社員たちには「動きやすい服と靴」だけアナウンスし、スポーティな服装に着替えていましたが、そのままの私服で参加する人もいました。こうした自由度があるのも、参加する上での負担が少ないと思います。

Q 導入前に不安に思ったことなどはありますか?

20〜40代の社員が中心の会社ですが、HADOのかっこいいプロモ動画を見た社員たちから「こんなに動けないけど、私たちにできる?」「運動が久々すぎて…」といった声があがりました(苦笑)。

そういう声には体験者として「そこまで激しく動かなくても大丈夫ですよ!私でもできたので」と不安を取り除くことはできました。すると「(できるかわからないけど)HADOを打ってみたい!」という声に変わってきたので、安心していました。

ルールを目の前にすると、知らず知らずの間にチームワークが生まれる

Q 実際に体験した社員たちはどんな反応でしたか?

開催前は、正直言って「ほぼ初対面の大人たちが集まって、楽しく打ち解けられるのか…」と思っていました。しかし、HADOはチーム戦ということもあり、ルールを目の前に具体的な戦術の話ができます。ですから、知らず知らずのうちにチームワークが醸成できていました。優勝しそうなチームが出てくると、相手チームに「頼む!倒してくれ〜!」みたいに声援が飛び交い、最後には一体感が生まれていて非常に良かったです。

HADOが終わった後も、家族の話や前職の話など、プライベートに踏み込んだ会話ができていたので、みんなの緊張を解きほぐすことにつながったと思います。

Q その後に行われたワークショップには影響がありましたか?

初対面のままぎこちない感じで進めるよりは、HADOで思いっきり遊んで、仲良くなってからしっかりと1日過ごせたので、その後のワークショップでも、深い理解につながったと思います。

あと、頭で考えて相手を思いやるのではなく、自然と相手を思いやる関係性になれたのがよかったです。なによりも社長が大変気に入ってくれて、「来年も絶対開催する!」と言っていました。

DX推進にもつながるHADO、まずは担当者が体験してみて

Q 「もっとこうすればよかった」など、改善点はありますか?

今回は家族連れで参加はありませんでしたが、次回からは子どもやパートナーも一緒に参加できるような仕組みにしたいと思っています。全国に社員がいるので、いろいろな地方でミーティングを開催したいと考えています。次回は山形か福岡か…、山形にもHADOがあるみたいなので、また検討したいです!

Q HADOを検討している企業へのアドバイスがあればぜひ。

会社や組織のチームワーク醸成に役立つだけでなく、社員たちへのITへのハードルを下げるという効果もあるかと思います。私たちのようなIT系企業だけでなく、「DX推進したいけれどなかなか進まない」「社員のテクノロジーの感度を上げたい」などお悩みの企業も多いと思います。しかし、AR技術やITの先端に触れることでイメージが変わると思います。体験会もされているみたいなので、ぜひ一度、ご担当される方が体験されてみてはいかがでしょうか?

(聞き手:ライター飯田りえ)

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