福利厚生イベントでHADOを導入し、組合員の家族や組合員同士までのつながりを楽しむ

社員の仕事とプライベート、両面をサポートするための福利厚生。労働組合ごとに内容も実に多様化してきています。1958年に創立した日本のITを支えてきたBIPROGY株式会社(旧日本ユニシス)の労働組合では、組合員同士や家族とのつながりの醸成と余暇充実のため「紅白HADO合戦」を実施。どのような福利厚生イベントになったのでしょうか。

BIPROGY労働組合は「いきいきと働き、いきいきと暮らす」を基本理念に、組合員約5200名の労働条件の向上を実現すべく職場環境や人事制度などの改善、そして、プライベートも充実して暮らせるような組合員支援を行っています。

しかしコロナ禍以降、コミュニケーション不足やつながりの希薄などが課題とされていました。そんな中、労働組合では仲間や家族とのつながりや、自分自身の成長につながるイベントを企画。家族連れも楽しめるよう、芋掘りや潮干狩り、eSports大会やオンラインボウリングなど年間5〜6回開催し、今回初めてARスポーツ「HADO」が導入されました。

どのような福利厚生イベントになったのでしょうか。BIPROGY労働組合の中央副執行委員長である東 雄大さんにお話を聞きました。

Q  HADOを福利厚生イベントに導入されたきっかけを教えてください。

グループ会社であるキャナルベンチャーズ株式会社(CVL)が、スタートアップへ投資をおこなっており、HADOを運営している株式会社meleapにも出資していることから、「もっとHADOを盛り上げていきたい!」という組合員の想いを受けて企画が始まりました。弊社は最新テクノロジーを取り扱っている会社なので組合員たちとの親和性も高そうですし、投資先の技術・サービスを組合員に知ってもらい、インスピレーションのきっかけにして欲しいな、と思いました。

Q 導入前、HADOに対してどこにメリットを感じていましたか?

今期の活動方針を「仲間との成長へ自ら関わるきっかけづくり」としていたこともあり、HADOを通じてAR技術を実際に体験してみることが、自分の成長につながると思い、メリットに感じました。また、3人というチームプレイもつながりを醸成する上ではほどよい人数ですし、さらに、チームを超えて組合員同士や家族同士のつながりも深めてほしかったので、グループ戦にするなど工夫をしました。

Q 実施前、不安に思っていたことなどありますか?

申し込んだチームを6色の色ごとにグループ分けをしたのですが、このグループ分けがうまくできているかが不安でした。というのも、お子さま連れに関しては7歳以上で参加OKにしていたのですが、詳しい年齢までは把握しておらず、結果として中学生や高校生の参加もあり、グループごとの強さに少し偏りがでてしまいました。次回は子どもの年齢を事前に確認しようと思います(苦笑)。

Q 事前にどのような準備を行いましたか?

ルール説明に関しては、参加者にHADOのルール説明がされている公式動画のリンクをお伝えしたぐらいですね。当日、試合開始前にmeleapさん主導の30分間レクチャーを受けられたので、問題なく行うことができました。加えて、参加できなくなった組合員にむけて動画配信もしたいと思っていたので、その準備も行なっていました。

Q 当日、実際に体験した方々の反応はいかがでしたか?

終始、HADOを楽しんでいましたし、終盤になるにつれて確実に練度が上がっていたのも感じました。自分たちが試合に出ていない時に、各自で練習をしていたり、戦略を考えたりしているチームも多かったので、チームビルディングに適していると思いました。あと、思っていた以上に体を動かすので、健康経営にもつながりますね。

Q 実施する上で工夫したことはありますか?

3コート×15試合の総当たり戦で1チームあたり5試合と試合数を多く設定しましたが、連続して試合が続かないように組み合わせを工夫しました。参加者の満足度も高かったんじゃないかな、と思います。

Q イベント後、参加者の皆さまからはどのような声が届きましたか?

「通常業務で知り合えない人と交流ができた」「家族みんなで楽しむことができた」というような声が複数届き、目的が果たせたと感じています。また、参加された組合員の家族の方が「自身の労働組合に提案する!」との嬉しい声もあり、非常に満足していただけたようです。

Q 今後、導入を考えている企業にむけて、アドバイスがあればぜひ!

最新テクノロジーという道具を使っていますが、基本的にはドッチボール感覚です。ボールを使うか、ゴーグルを使うか、道具の違いですので、そこにハードルを感じる必要はないと思います。テクニカルなことはmeleapさんがすべて行ってくれるため問題ありませんので、ぜひ挑戦してみてください!年齢、性別問わず楽しんでいただけるスポーツですよ。

(聞き手:ライター飯田りえ)

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