社員総会でHADOをイベントとして導入! 新入社員のアイデアから、ARスポーツを取り入れた効果とは

アフターコロナの挑戦が各社始まっています。国際会議や企業イベントなどを運営する日本コンベンションサービス株式会社(以下、JCS)も、社員総会をリアルとオンラインのハイブリッドで開催。3年ぶりに社員が集まるということもあり、社員同士の交流を深めるためのメインコンテンツとしてHADOを導入しました。HADO ARENAではなく、HADO機材を会場へ持ち込んで開催された社員総会イベントはどのような効果があったのでしょうか。

JCSは1967年設立以来、ビジネスイベント業界のリーディングカンパニーとして大規模な国際会議や学術集会などの事業を展開しています。JCSの社員総会は今回で15回目。400人規模の社員が3年ぶりに集まるということで、実行委員が有志で集まりました。

日常をとり戻しつつある中、「ARスポーツHADOを社員総会でやりましょう!」と提案したのが、入社したばかりで、当時ニューノーマル推進事業部の小林嘉一郎さんでした。その背景には、コロナ禍によりビジネスイベント業界にも新しいテクノロジー活用の流れが押し寄せたことがありました。

「お客様への提案の幅を広げるためにも、まずは自分たちで体験をしよう!」と社員総会実行委員が立ち上がりました。出張イベントとして持ち込まれたHADOを開催した社員総会はどのようなイベントになったのでしょうか。小林さんにお話を伺いました。

Q 社員総会でHADOを提案されたそうですが、きっかけを教えてください。

3年ぶりに社員が一同に集まる社員総会ということで社長メッセージや懇親会が企画されたほか、新しく取り組んでみたいチャレンジのアイディアが社内公募されました。当時、まだ入社半年ぐらいでしたが、先輩社員と一緒にイベント業界関係者にお会いする中でHADOについて聞いたことを思い出し、新しい体験になるのではと考えて応募しました。

私自身、ARスポーツを体験したことがなかったので、まずは社員総会の担当者の方と一緒に体験に行きました。みんな初めてなので、優劣なく勝負ができ「これは盛り上がる!」と確信。その後は実行委員会として「UNITE!」(結束)をテーマに掲げて具体的に企画運営をしていきました。

Q HADOに対して導入前、どんなメリットを感じていましたか?

HADOの実施にあたり「会場に機材を持ち込みできる」ことは私たちにとっては非常に大きいメリットでした。社員総会の後にみんなで移動して…というよりは会場に設営し、社長メッセージや社員プレゼンの後、そのままの熱量で結束を深めたかったのです。また、育休中などで現地にこられない社員にも参加してほしかったので、オンラインでも楽しんで観戦できるのも、メリットに感じました。

Q 出張イベントとして設営する際はどのような準備が必要でしたか?

HADO自体の設営は、打ち合わせの時点で丁寧に対応してもらえたので何の心配もなく、当日は3時間前に会場に入って設営を完了してもらいました。今回は懇親目的も兼ねていたので、対戦している90分間はスポーツバーのように対戦している映像をスクリーンで投影し、観戦しながら交流できる空間も用意しました。弊社は国際会議やイベントの企画、運営を行っている会社なので、社内には機材チームもいます。そういったチームとも連携して投影用の音響や映像のテストもしながら当日設営しました。

Q 実際にHADOを行うチームへのレクチャーはどのように準備されましたか?

各事業部対抗マッチでしたので、各事業部には「男女1名ずつは参加してほしい」と伝え、キャプテンを決めてもらいました。キャプテンを通じてHADOのルール動画を送り事前に確認(任意で「HADO ARENA お台場店」で体験)してもらいました。その甲斐あって、当日はスムーズに進行することができました。

Q 当日はどのような内容でHADOを行ったのでしょうか

HADO体験の時間を90分間確保し、まず事業部ごとに14チームが予選を行い、勝ち進んだ4チームが決勝トーナメントに進むという流れです。事前にキャプテン会議をオンラインで行い、組み合わせ抽選会などを行いました。

Q 実際に体験したor観戦した社員たちの反応はいかがでしたか?

事業部対抗ということでとにかく盛り上がりました。応援グッズやユニフォームを揃えてきている事業部もあって一丸となって参加してくれました。社内イベントでは横の連携ばかりが重要視されがちですが、リモートワークが浸透した状況を踏まえて、あえて縦の部門でチームを分けました。そうするこことで、各部内の結束力が生まれて、よかったです。

Q 実施する上で工夫したことはありますか?

当日はHADOのスタッフの方の実況だけでなく、各部門の社員にも実況やチームインタビューに加わってもらい、参加している社員の紹介などを担当してもらいました。その実況がとても愛に溢れていてうまく観客を巻き込むことができたと思います。なるべく多くの社員に関わってもらえるよう、「選手」「観戦者」「視聴者」「解説者」と役割を増やしたことが功を奏したと思います。これによって、部門間や本社・支社・グループ会社間での交流も生まれました

Q 次回に活かしたい、改善点などはありますか?

特にありません。参加した社員からも「こんなに社内が一体となっているのを見たのは初めてです」「チームビルディングとして良いコンテンツだと思う」「AR×スポーツという新しい試みにワクワクした」「私も HADO を体験したいと思う」などポジティブなコメントがたくさん届きました。

Q 同じような機会に導入を考えている企業にむけて、アドバイスがあればぜひ!

最初は私自身、ARの知識もありませんでしたが、まずは自分が体験をすることで理解度も高くなりますし、私たちの場合はお客様への提案にもつながるので、全社員で体験できて非常に良かったと思います。個人的には入社1年目の新卒社員の意見を全面的に採用してもらえ、挑戦の場を与えてもらったのが本当に成長につながりました。「若手の意見を取り入れてやっていこう!」という会社の風土にもマッチしたのだと思います。

(聞き手:ライター飯田りえ)

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