研修ゲームおすすめ20選|目的別の選び方・盛り上がる進め方・失敗しないコツを解説

研修で使えるゲームを目的別に紹介。新人研修、コミュニケーション研修、チームビルディングに使えるゲームの選び方、進め方、失敗しないコツを解説します。全員参加型の体験研修を企画したい方にもおすすめです。

社員研修を企画するとき、「座学だけでは盛り上がらない」「参加者同士の会話が生まれにくい」「研修内容を自分ごと化してもらえない」と感じたことはないでしょうか。
そのような課題を解決する方法の一つが、研修にゲームを取り入れることです。

研修ゲームは、参加者が楽しみながらコミュニケーションを取り、チームで考え、役割分担をしながら学べる体験型の研修手法です。新人研修、チームビルディング研修、コミュニケーション研修、リーダーシップ研修など、さまざまな場面で活用できます。

ただし、単に「盛り上がりそう」という理由だけでゲームを選ぶと、楽しかっただけで終わってしまうこともあります。大切なのは、研修の目的に合わせてゲームを選び、実施後の振り返りまで設計することです。

この記事では、研修で使えるゲームを目的別に紹介しながら、選び方、進め方、失敗しないポイントまで解説します。

研修ゲームとは?

研修ゲームとは、ゲーム形式の活動を通じて、コミュニケーション、チームワーク、意思決定、リーダーシップ、課題解決などを学ぶ研修手法です。
一般的なレクリエーションと異なるのは、単に楽しむだけではなく、明確な学習目的がある点です。
たとえば、同じチーム対抗ゲームでも、目的によって得られる学びは変わります。
コミュニケーションを目的にするなら、参加者同士が自然に会話できる設計が重要です。チームビルディングを目的にするなら、役割分担や作戦会議が生まれるゲームが向いています。リーダーシップ研修であれば、状況判断や意思決定が求められるゲームが効果的です。
つまり研修ゲームは、ゲームそのものが目的ではありません。ゲームを通じて、普段の仕事では見えにくい行動や関係性を可視化し、学びにつなげるための手段です。

研修ゲームを取り入れるメリット

研修にゲームを取り入れることで、座学だけでは得にくい体験的な学びを生み出すことができます。ここでは、主なメリットを紹介します。

参加者が主体的に関わりやすい

座学中心の研修では、どうしても講師が話し、参加者が聞くという一方向の時間になりがちです。
一方、ゲーム形式の研修では、参加者自身が動き、考え、発言する必要があります。そのため、受け身になりにくく、自然と主体的な参加が生まれます。
特に新人研修や若手社員研修では、初対面同士の緊張をほぐし、発言しやすい空気を作るきっかけになります。

自然なコミュニケーションが生まれる

研修ゲームでは、勝つために相談したり、相手に説明したり、チームで作戦を立てたりする場面が生まれます。
通常の自己紹介やグループワークでは話しにくい人でも、ゲームという目的があることで自然に会話しやすくなります。
「何を話せばいいかわからない」という状態ではなく、「どうすればうまくいくか」を一緒に考える状態を作れるのが、ゲーム研修の大きな魅力です。

チーム内の役割や個性が見えやすい

ゲーム中には、自然とさまざまな役割が生まれます。

  • 全体を見て作戦を考える人
  • 周囲に声をかける人
  • まず行動して試す人
  • 慎重に状況を分析する人
  • チームを盛り上げる人

こうした行動は、普段の業務中には見えにくいこともあります。ゲームを通じて、お互いの強みや考え方を知るきっかけになります。

学びを記憶に残しやすい

研修内容は、ただ聞いただけでは忘れられやすいものです。
しかし、自分で体験したこと、感情が動いたこと、チームで試行錯誤したことは記憶に残りやすくなります。

  • この場面でうまく連携できなかった
  • 声をかけたら一気に動きやすくなった
  • 役割分担を変えたら成果が出た

このような体験を振り返ることで、業務に活かせる学びに変えることができます。

社内イベントや懇親会とも相性が良い

研修ゲームは、堅い研修だけでなく、社内イベントや懇親会とも相性が良いです。
部署を越えた交流、内定者懇親会、キックオフイベント、社員総会、周年イベントなどにゲーム要素を取り入れることで、参加者同士の距離を縮めやすくなります。
特に最近では、単なる飲み会や懇親会ではなく、全員が参加しやすい体験型イベントを求める企業も増えています。

研修ゲームを選ぶ前に決めるべきこと

研修ゲームを選ぶときは、いきなりゲーム名から探すのではなく、まず実施目的や条件を整理することが大切です。

研修の目的

最も重要なのは、何のためにゲームを実施するのかです。
目的が曖昧なままゲームを選ぶと、「楽しかったけれど、何を学んだのかわからない」という状態になりやすくなります。

目的 向いているゲーム
初対面の緊張をほぐしたい アイスブレイク系ゲーム
会話を増やしたい コミュニケーションゲーム
チームワークを高めたい チームビルディングゲーム
リーダーシップを学びたい 役割分担や意思決定が必要なゲーム
経営感覚を身につけたい ビジネスシミュレーションゲーム
一体感を作りたい チーム対抗型・体験型ゲーム

まずは「盛り上げたい」の一歩先にある目的を明確にしましょう。

参加人数

ゲームによって、向いている人数は異なります。
少人数でじっくり話し合うゲームもあれば、大人数でチーム対抗戦にした方が盛り上がるゲームもあります。
参加人数が多い場合は、全員が同時に参加できるか、待ち時間が長くならないか、観戦している人も楽しめるかを考える必要があります。

所要時間

研修ゲームは、5分程度のアイスブレイクから、数時間かけて行う本格的なビジネスゲームまでさまざまです。
短時間で場を温めるのか、研修の中心コンテンツとして行うのかによって、選ぶゲームは変わります。

会場条件

会議室でできるのか、広いスペースが必要なのか、屋外で行うのかも重要です。
ボードゲームやカードゲームは会議室でも実施しやすい一方、スポーツ型・体験型のゲームは一定のスペースが必要になる場合があります。
また、オンライン研修の場合は、オンラインでも成立するゲームを選ぶ必要があります。

参加者の属性

新入社員、若手社員、管理職、部署横断、内定者、全社員など、参加者の属性によって適したゲームは変わります。
年齢差や役職差がある場合は、一部の人だけが有利になりすぎないゲームを選ぶことが大切です。

内製するか、外部に依頼するか

簡単なアイスブレイクであれば、社内で準備して実施できます。
一方で、大人数イベント、会場手配が必要な企画、専門機材を使うゲーム、司会進行が重要なコンテンツは、外部サービスに依頼した方がスムーズです。
特に人事担当者や幹事が通常業務と並行して準備する場合、企画・運営・進行まで外部に任せられるかどうかは重要な判断ポイントです。

【目的別】研修ゲームおすすめ20選

ここからは、研修で使えるゲームを目的別に紹介します。それぞれのゲームについて、向いている研修、人数、所要時間、学べることもあわせて解説します。

アイスブレイクに使える研修ゲーム

1. バースデイライン

バースデイラインは、参加者が言葉を使わずに誕生日順に並ぶゲームです。
声を出さず、身振り手振りだけで情報を伝えるため、自然と相手を観察したり、伝え方を工夫したりする必要があります。
短時間で実施でき、初対面同士の緊張をほぐすのに向いています。

向いている研修 新人研修、内定者研修、アイスブレイク
人数 10〜50名程度
所要時間 5〜10分
学べること 非言語コミュニケーション、観察力、協力

2. 共通点探しゲーム

共通点探しゲームは、グループ内でできるだけ多くの共通点を見つけるゲームです。
出身地、趣味、好きな食べ物、休日の過ごし方など、テーマは自由に設定できます。
会話のきっかけが生まれやすく、初対面の参加者同士でも自然に話しやすくなります。

向いている研修 新人研修、部署横断研修、チームビルディング
人数 4〜6名のグループ
所要時間 10〜15分
学べること 相互理解、会話のきっかけづくり

3. 他己紹介ゲーム

他己紹介ゲームは、ペアで相手にインタビューし、その後グループ全体に相手を紹介するゲームです。
単なる自己紹介よりも、相手の話をよく聞く必要があります。また、相手の魅力を第三者に伝える練習にもなります。
新入社員研修や内定者研修で特に使いやすいゲームです。

向いている研修 新人研修、内定者研修、コミュニケーション研修
人数 2名1組から
所要時間 15〜30分
学べること 傾聴力、質問力、要約力

4. グッドアンドニュー

グッドアンドニューは、24時間以内に起きた良かったことや新しい発見を共有するゲームです。
短時間で実施でき、前向きな空気を作りやすいのが特徴です。
研修の冒頭だけでなく、朝会やチームミーティングにも活用できます。

向いている研修 アイスブレイク、チームビルディング、朝会
人数 3〜20名程度
所要時間 5〜15分
学べること ポジティブな共有、相互理解、発言習慣

コミュニケーション研修に使えるゲーム

5. 伝言ゲーム

伝言ゲームは、最初の人に伝えられた情報を順番に伝えていき、最後の人がどれだけ正確に伝えられるかを確認するゲームです。
情報は人を介するほど変化しやすいことを体感できます。
業務上の報告・連絡・相談の重要性を学ぶ研修にも向いています。

向いている研修 コミュニケーション研修、新人研修
人数 5〜10名のチーム
所要時間 10〜20分
学べること 情報伝達、確認、要点整理

6. 地図作成ゲーム

地図作成ゲームは、参加者それぞれが断片的な情報を持ち寄り、チームで一つの地図を完成させるゲームです。
全員が異なる情報を持っているため、一人だけでは完成できません。情報共有、質問、整理、合意形成が必要になります。
チームで仕事を進める上でのコミュニケーションを体験的に学べます。

向いている研修 コミュニケーション研修、チームビルディング
人数 4〜6名のチーム
所要時間 30〜60分
学べること 情報共有、質問力、合意形成

7. コンセンサスゲーム

コンセンサスゲームは、ある状況に対してチームで優先順位を決めるゲームです。有名なものに「NASAゲーム」や「砂漠からの脱出」などがあります。
個人で考えた答えと、チームで話し合って決めた答えを比較することで、合意形成の難しさやチームで考える価値を学べます。

向いている研修 合意形成研修、コミュニケーション研修
人数 4〜8名のチーム
所要時間 30〜60分
学べること 合意形成、論理的説明、意思決定

8. ペーパータワー

ペーパータワーは、紙だけを使ってできるだけ高いタワーを作るゲームです。
シンプルなルールですが、作戦、試行錯誤、役割分担、時間管理が必要になります。
チームによって進め方の違いが出やすく、振り返りにもつなげやすいゲームです。

向いている研修 チームビルディング、新人研修
人数 3〜6名のチーム
所要時間 20〜40分
学べること 役割分担、試行錯誤、協力

チームビルディングに使える研修ゲーム

9. マシュマロチャレンジ

マシュマロチャレンジは、パスタ、テープ、ひも、マシュマロを使って、できるだけ高いタワーを作るゲームです。
限られた材料と時間の中で、チームで試行錯誤しながら成果を目指します。
計画に時間をかけすぎるチーム、まず試すチーム、役割分担が自然に生まれるチームなど、チームごとの特徴が表れやすいゲームです。

向いている研修 チームビルディング、プロジェクト研修
人数 4〜6名のチーム
所要時間 30〜60分
学べること 試行錯誤、役割分担、プロトタイピング

10. NASAゲーム

NASAゲームは、月面に不時着したという設定で、生き残るために必要なアイテムの優先順位を決めるゲームです。
個人で考えた順位と、チームで話し合った順位を比較することで、チームで意思決定する価値を学べます。
自分の意見を伝えるだけでなく、他者の意見を聞き、納得感のある結論を出す力が求められます。

向いている研修 合意形成研修、リーダーシップ研修
人数 4〜8名のチーム
所要時間 45〜90分
学べること 意思決定、合意形成、リーダーシップ

11. ボッチャ

ボッチャは、年齢や運動能力に関係なく楽しみやすいスポーツ型ゲームです。
チームで作戦を立てながら、ボールを投げる位置や順番を考えるため、戦略性とコミュニケーションが生まれます。
運動が得意な人だけが有利になりにくいため、全員参加型の社内イベントや研修にも向いています。

向いている研修 チームビルディング、ダイバーシティ研修、社内交流
人数 少人数〜大人数
所要時間 30〜90分
学べること 戦略、協力、相互理解

12. HADO

HADOは、AR技術を使ったチーム対戦型のアクティビティです。専用ゴーグルとアームセンサーを装着し、実際に体を動かしながら、エナジーボールやシールドを使って対戦します。
ゲーム性が高いため盛り上がりやすく、同時にチームでの作戦会議、声かけ、役割分担が自然に生まれます。
運動が得意な人だけでなく、戦略を考える人、周囲を見る人、仲間をサポートする人など、さまざまな活躍の仕方がある点も特徴です。
社内イベント、チームビルディング、社員研修、健康経営など、法人向けの活用シーンも広がっています。

向いている研修 チームビルディング、社内交流、健康経営、新人研修
人数 少人数〜大人数
所要時間 60〜180分程度
学べること 役割分担、戦略、声かけ、チームワーク

リーダーシップ・役割分担を学べるゲーム

13. 人狼ゲーム

人狼ゲームは、参加者が村人側と人狼側に分かれ、会話を通じて相手の正体を推理するゲームです。
相手の発言を観察する力、自分の意見を伝える力、場の流れを読む力が求められます。
ただし、議論が苦手な人や初対面の参加者にはハードルが高く感じられる場合もあるため、研修で使う場合は目的やルール設計に注意が必要です。

向いている研修 コミュニケーション研修、リーダーシップ研修
人数 6〜15名程度
所要時間 30〜60分
学べること 観察力、発言力、説得力

14. 脱出ゲーム・謎解きゲーム

脱出ゲームや謎解きゲームは、チームで協力して制限時間内に謎を解くゲームです。
情報を分担して探す人、仮説を立てる人、全体を整理する人など、自然に役割が生まれます。
部署横断のチームビルディングや、社内イベント型の研修にも向いています。

向いている研修 チームビルディング、課題解決研修
人数 3〜6名のチーム
所要時間 60〜120分
学べること 課題解決、役割分担、協力

15. ブロックゲーム

ブロックゲームは、ブロックを使って指定された形を作ったり、チームで構造物を組み立てたりするゲームです。
限られた情報や材料の中で、チームで協力して成果物を作るため、役割分担や説明力が求められます。
リーダー役、作業役、確認役などの役割が自然に生まれやすいゲームです。

向いている研修 リーダーシップ研修、チームビルディング
人数 3〜6名のチーム
所要時間 30〜60分
学べること 役割分担、説明力、協働

16. チーム対抗ミッション型ゲーム

チーム対抗ミッション型ゲームは、複数のミッションをチームでクリアしていく形式のゲームです。
クイズ、身体を動かす課題、写真撮影、謎解き、プレゼンなどを組み合わせることで、参加者のさまざまな強みを引き出せます。
社内イベントと研修を組み合わせたい場合にも向いています。

向いている研修 部署横断研修、社内イベント、チームビルディング
人数 中人数〜大人数
所要時間 60〜180分
学べること 協力、役割分担、一体感

経営・戦略・意思決定を学べるゲーム

17. ビールゲーム

ビールゲームは、サプライチェーン上の在庫や発注の流れを体験するシミュレーションゲームです。
小さな判断のズレが全体に大きな影響を与えることを学べます。
メーカー、卸、小売などの立場に分かれて行うため、全体最適や情報共有の重要性を理解する研修に向いています。

向いている研修 経営研修、サプライチェーン研修
人数 8名以上
所要時間 60〜120分
学べること 全体最適、情報共有、意思決定

18. マネジメントゲーム

マネジメントゲームは、会社経営を疑似体験するゲームです。
参加者は経営者の立場で、仕入れ、販売、投資、人材配置、財務管理などを考えながら意思決定します。
経営視点を学ぶ研修や、管理職研修に向いています。

向いている研修 管理職研修、経営研修
人数 少人数〜中人数
所要時間 半日〜1日
学べること 経営判断、財務感覚、戦略

19. 財務・会計系ボードゲーム

財務・会計系ボードゲームは、売上、利益、コスト、キャッシュフローなどをゲーム形式で学べる研修です。
数字が苦手な人でも、実際に手を動かしながら理解しやすいのが特徴です。
若手社員や非財務部門の社員に、経営数字への理解を深めてもらう際に活用できます。

向いている研修 財務研修、若手社員研修、管理職研修
人数 4〜30名程度
所要時間 60〜180分
学べること 利益構造、コスト意識、経営数字

20. オリジナルビジネスゲーム

オリジナルビジネスゲームは、自社の事業や業務課題に合わせて設計するゲームです。
営業、開発、接客、マネジメント、理念浸透など、目的に応じて内容をカスタマイズできます。
汎用的なゲームよりも、自社の課題に直結した学びを作りやすい一方、設計には時間と専門性が必要です。

向いている研修 理念浸透研修、営業研修、管理職研修
人数 内容により調整
所要時間 内容により調整
学べること 自社課題の理解、行動変容、業務改善

研修ゲームを効果的に実施する流れ

研修ゲームは、実施するだけでは十分ではありません。効果を高めるためには、事前設計から振り返りまでの流れが重要です。

1. 研修の目的を決める

まず、何のためにゲームを行うのかを明確にします。

  • 新入社員同士の距離を縮めたい
  • 部署を越えた交流を生みたい
  • チームでの意思決定を体験してほしい
  • 主体的に動くきっかけを作りたい

このように目的を具体化することで、選ぶべきゲームが見えてきます。

2. 目的に合うゲームを選ぶ

次に、目的に合うゲームを選びます。
たとえば、短時間で場を温めたいならアイスブレイク系、チームワークを高めたいならチーム対抗型、経営視点を学ばせたいならビジネスシミュレーション型が向いています。
「面白そう」だけで選ばず、目的との相性を確認しましょう。

3. ルールと目的を説明する

ゲームを始める前に、ルールだけでなく、なぜこのゲームを行うのかを伝えることが大切です。
目的を共有することで、参加者は単なる遊びではなく、研修として意味のある活動だと理解できます。
ただし、説明が長すぎるとゲーム前に集中力が下がるため、ルール説明は簡潔に行いましょう。

4. ゲームを実施する

ゲーム中は、参加者の様子を観察しましょう。

  • 誰がリーダーシップを取っているか
  • 誰が周囲に声をかけているか
  • どのように役割分担しているか
  • どこでコミュニケーションが止まったか

こうした行動を後の振り返りで取り上げると、学びにつながりやすくなります。

5. 振り返りを行う

研修ゲームで最も重要なのが振り返りです。
振り返りでは、次のような問いを投げかけると効果的です。

  • うまくいったことは何か
  • うまくいかなかったことは何か
  • チーム内でどのような役割分担が生まれたか
  • どのような声かけが効果的だったか
  • 普段の仕事に置き換えると何が言えるか
  • 次に同じような状況があれば何を変えるか

この振り返りによって、ゲーム体験が業務につながる学びになります。

6. 業務にどう活かすかを言語化する

最後に、ゲームで得た気づきを業務にどう活かすかを整理します。
たとえば、ゲーム中に「情報共有が遅れて失敗した」のであれば、普段の業務でも早めの共有が重要だと気づけます。
「最初に役割分担を決めたチームがうまくいった」のであれば、プロジェクト開始時の役割設計の重要性を学べます。
研修ゲームは、業務と結びつけて初めて研修効果が高まります。

研修ゲームでよくある失敗

研修ゲームは効果的な手法ですが、設計を間違えると期待した効果が得られないこともあります。ここでは、よくある失敗を紹介します。

目的を決めずにゲームを選んでしまう

最も多い失敗は、「盛り上がりそうだから」という理由だけでゲームを選ぶことです。
もちろん、盛り上がることは大切です。しかし、研修として実施する以上、何を学んでほしいのかを明確にする必要があります。
目的がないと、参加者にとっては単なる遊びになってしまいます。

一部の人だけが活躍してしまう

ゲームによっては、話すのが得意な人、運動が得意な人、知識がある人だけが目立ってしまうことがあります。
研修では、できるだけ多くの参加者が関われる設計が重要です。
一部の人だけが活躍するゲームではなく、観察する人、考える人、声をかける人、実行する人など、複数の活躍の仕方があるゲームを選びましょう。

ルールが複雑すぎる

ルールが複雑すぎると、参加者が理解するまでに時間がかかり、ゲームに集中できなくなります。
特に短時間の研修では、ルールがシンプルで、すぐに始められるゲームが向いています。
複雑なゲームを使う場合は、事前説明や進行役のサポートが重要です。

勝敗だけで終わってしまう

ゲームは勝敗があるからこそ盛り上がります。
しかし、勝った・負けただけで終わってしまうと、研修効果は限定的です。

  • なぜ勝てたのか
  • なぜうまくいかなかったのか
  • どの行動が成果につながったのか

このように振り返ることで、ゲームの体験が学びに変わります。

幹事や人事担当者の負担が大きすぎる

研修ゲームを実施するには、ゲーム選定、備品準備、チーム分け、会場手配、司会進行、時間管理、表彰、振り返り設計など、多くの準備が必要です。
特に大人数で実施する場合、通常業務と並行してすべてを内製するのは大きな負担になります。
その場合は、外部サービスを活用し、企画や運営を任せることも選択肢になります。

ボードゲーム型・体験型・スポーツ型の違い

研修ゲームには、さまざまな種類があります。それぞれにメリットと注意点があるため、目的に合わせて選ぶことが大切です。

種類 向いている目的 メリット 注意点
ボードゲーム型 経営理解、合意形成、思考力 会議室で実施しやすい 身体的な一体感は生まれにくい
ワーク型ゲーム アイスブレイク、会話促進 短時間で実施しやすい 設計次第で学びの深さが変わる
謎解き・脱出型 協力、役割分担、課題解決 盛り上がりやすい 得意不得意が出やすい
スポーツ型 一体感、交流、健康経営 自然に声かけが生まれる 会場や安全面の配慮が必要
AR・デジタル体験型 非日常感、戦略、チーム対抗 記憶に残りやすく、イベント性が高い 専門機材や運営サポートが必要

ボードゲーム型は、会議室でも実施しやすく、経営や意思決定を学ぶ研修に向いています。
一方、スポーツ型や体験型のゲームは、体を動かすことで自然な声かけや一体感が生まれやすいのが特徴です。
研修の目的が「知識を学ぶこと」なのか、「関係性を作ること」なのかによって、選ぶべきゲームは変わります。

全員参加型の研修ゲームなら、体験型アクティビティも選択肢に

研修ゲームを選ぶ際に重要なのは、参加者全員が関われることです。
特に社内研修やチームビルディングでは、役職、年齢、部署、運動経験に関係なく、同じ場で楽しめる設計が求められます。
その点で、体験型アクティビティは有効な選択肢です。
体を動かすゲームは、自然と声かけが生まれやすく、座学や会議室のワークでは出にくい一体感を作ることができます。また、チームで作戦を考えたり、仲間を応援したりすることで、普段とは違う関係性が生まれやすくなります。
こうした体験型の社内イベントや研修を企画したい場合は、HAZUMのようなサービスを活用する方法もあります。
HAZUMは、社内イベントやレクリエーションを通じて組織の関係性づくりを支援する法人向けサービスです。HADOをはじめとした身体を動かす体験をきっかけに、社員同士の自然な会話と一体感を生み出すことを目的としています。

HAZUMで実施できる体験型研修・社内イベントの特徴

HAZUMのようなサービスを活用するメリットは、単にゲームを用意するだけでなく、目的や人数に合わせてイベント全体を設計できる点です。
たとえば、次のような課題がある企業に向いています。

  • 新人研修で同期同士の距離を縮めたい
  • 部署を越えた交流を生み出したい
  • 社内イベントをもっと参加型にしたい
  • チームビルディング研修を実施したい
  • 健康経営につながる企画を行いたい
  • 懇親会以外の交流機会を作りたい
  • 幹事や人事担当者の準備負担を減らしたい

特にHADOのようなチーム対抗型アクティビティは、作戦会議、声かけ、役割分担、応援が自然に生まれるため、単なるレクリエーションではなく、チームビルディングの機会として活用しやすいのが特徴です。
また、企画設計、チーム分け、当日の進行、表彰、会場に合わせたコンテンツ設計までまとめて相談できるため、研修担当者や幹事の負担を減らしながら、参加者の満足度が高いイベントを実施しやすくなります。

研修ゲームを成功させるポイント

最後に、研修ゲームを成功させるためのポイントを整理します。

ゲームの前に目的を伝える

参加者に「なぜこのゲームを行うのか」を簡単に伝えましょう。
目的を伝えることで、参加者は研修としての意味を理解しながら取り組めます。

全員が参加しやすいルールにする

一部の人だけが活躍するゲームではなく、さまざまな役割が生まれるゲームを選びましょう。
運動が得意な人だけ、話すのが得意な人だけ、知識がある人だけが有利になりすぎないようにすることが大切です。

チーム分けを工夫する

普段あまり関わらない人同士を同じチームにすることで、新しい交流が生まれやすくなります。
部署、年齢、役職をあえて混ぜることで、社内コミュニケーションの活性化にもつながります。

観戦者も楽しめる設計にする

大人数の研修やイベントでは、全員が同時にプレイできない場合もあります。
その場合は、観戦している人も応援できる仕組みや、チーム全体で盛り上がれる演出を用意するとよいでしょう。

振り返りの時間を必ず作る

研修ゲームは、実施後の振り返りによって学びが深まります。
「楽しかった」で終わらせず、ゲーム中の行動やチームの関わり方を振り返る時間を設けましょう。

まとめ|研修ゲームは「目的に合った設計」が大切

研修ゲームは、座学だけでは生まれにくい主体的な参加、自然な会話、チームでの協力を引き出せる手法です。
新人研修、コミュニケーション研修、チームビルディング研修、リーダーシップ研修、経営研修など、目的に応じてさまざまなゲームを活用できます。
ただし、ゲーム名だけで選ぶと、楽しかっただけで終わってしまうこともあります。
大切なのは、研修の目的、参加人数、会場条件、参加者の属性に合わせてゲームを選び、実施後の振り返りまで設計することです。
短時間のアイスブレイクであれば、社内でも簡単に実施できます。一方で、大人数の社内イベントや本格的なチームビルディング研修では、外部サービスを活用することで、企画や運営の負担を減らしながら、より効果的な体験を作ることができます。
研修や社内イベントにゲームを取り入れたいものの、「何を選べばよいかわからない」「当日の進行まで任せたい」「全員が参加しやすい企画にしたい」という場合は、HAZUMにご相談ください。
HADOをはじめとした体験型コンテンツを、目的や人数、会場に合わせて組み合わせ、企画から運営までサポートします。

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