簡単にできるコミュニケーションゲーム30選|短時間・道具なしなど種類別に紹介

研修や朝礼の冒頭にそのまま使える、簡単なコミュニケーションゲームを30種類紹介します。
道具なしで5〜10分あれば終わるものから、紙とペンだけで会議室で実施できるもの、少人数・大人数向けまでシーン別に整理しました。
記事の後半では、社内の交流をさらに深めたいときに役立つ本格的な体験型イベントも取り上げます。
「明日のアイスブレイクを任されたけれど、何をやればいいか分からない」という方は、ぜひ参考にしてください。

コミュニケーションゲームとは

コミュニケーションゲームとは

コミュニケーションゲームとは、会話や共同作業を通じて参加者同士の交流と相互理解を深めるゲーム形式のアクティビティです。
研修やチームビルディング、朝礼、懇親会など、幅広いビジネスシーンで活用されています。

ゲームという枠組みがあると、初対面同士や普段接点のない部署のメンバーでも自然に会話が生まれます。
役職や年次に関係なく発言しやすい場を短時間で作れる点が、雑談やフリートークとの大きな違いです。
緊張がほぐれることで、その後の会議や研修での発言量が増える効果も期待できるでしょう。

簡単なコミュニケーションゲーム30選の早見表【所要時間・人数・道具】

簡単なコミュニケーションゲーム30選の早見表【所要時間・人数・道具】

まずは、本記事で紹介する30種類のゲームを、所要時間・人数・道具の3点で比較できる早見表にまとめました。
ゲーム選びで失敗しないコツは、内容の面白さより先に「使える時間」「集まる人数」「用意できる道具」の3条件で絞り込むことです。

この3点さえ合っていれば、どのゲームを選んでも大きくは外れません。

No. ゲーム名 所要時間 人数目安 道具
1 グッドアンドニュー 5〜10分 3〜6人(複数組可) なし
2 共通点探しゲーム 5〜10分 2〜6人 なし
3 ウソつき自己紹介 5〜10分 3〜8人 なし
4 意思疎通ゲーム 5〜10分 4〜6人 なし
5 マイノリティゲーム 5分 5〜10人 なし
6 ノーカタカナゲーム 5分 3〜8人 なし
7 実は○○なんです自己紹介 5〜10分 制限なし なし
8 陽口(ひなたぐち)ワーク 5〜10分 3〜6人 なし
9 ヒーローインタビュー 1人5分 3〜6人 なし
10 二者択一トーク 5分 2人〜大人数 なし
11 私は誰でしょうゲーム 10〜15分 5〜15人 紙とペン
12 十人十色 10〜15分 4〜8人 紙とペン
13 書き出しゲーム 5〜10分 制限なし 紙とペン
14 流れ星 5〜10分 制限なし 紙とペン
15 図形伝達ゲーム 10〜15分 2〜6人 紙とペン
16 偏愛マップ 15分 2〜6人 紙とペン
17 条件プレゼン 10〜15分 1チーム3〜5人 紙とペン
18 他己紹介 10〜15分 2人1組×全体 なし(メモ可)
19 自分史ワーク 1人5分 3〜6人 なし
20 NASAゲーム 15〜30分 4〜6人 紙とペン
21 チェックイン・クエスチョン 5分 2〜10人 なし
22 ポジティブしりとり 5分 3〜6人 なし
23 ワードウルフ 10分 4〜8人 なし(スマホ可)
24 バースデーライン 5〜10分 10〜30人 なし
25 ジェスチャーゲーム 10〜15分 制限なし なし
26 人間知恵の輪 10分 8〜15人 なし
27 震源地ゲーム 10分 10〜30人 なし
28 たけのこニョッキ 5分 5〜15人 なし
29 キャッチ 5分 10〜30人 なし
30 後出しジャンケン大会 5分 制限なし なし

なお、研修の場で使えるゲームを目的別に選びたい方は、「研修ゲームおすすめ20選」もあわせてご覧ください。

道具なし・5〜10分でできる簡単なコミュニケーションゲーム10選

道具なし・5〜10分でできる簡単なコミュニケーションゲーム10選

ここからは、道具の準備が一切不要で、5〜10分あれば実施できるコミュニケーションゲームを10種類紹介します。
会議や朝礼の冒頭、休憩明けの空気を切り替えたい場面にそのまま使えるものばかりです。

グッドアンドニュー

グッドアンドニューは、24時間以内にあった「良かったこと」や「新しい発見」を1人ずつ発表するゲームです。
アメリカの教育学者ピーター・クライン氏が考案した手法で、チームの雰囲気づくりの定番として広く使われています。

進め方はシンプルです。
1人1分程度の持ち時間で順番に発表し、聞き手は発表が終わるたびに拍手を送りましょう。
「昨日、初めて入ったお店のランチが当たりでした」のような小さな話題で十分です。

ポジティブな話題に限定されているため場が明るくなりやすく、発表者の意外な一面や価値観も垣間見えます。
3〜6人のグループに分ければ、10人以上の場でも同時進行で実施できます。

共通点探しゲーム

共通点探しゲームは、ペアや少人数のチームで、制限時間内にメンバー全員の共通点をできるだけ多く見つける遊びです。
2〜6人・5〜10分で実施でき、初対面同士のアイスブレイクに特に向いています。

ルールは「制限時間内に共通点を10個探しましょう」と伝えるだけです。
出身地や趣味に限らず、「朝はパン派」「犬より猫が好き」のような小さな共通点も1個と数えます。
慣れてきたら「仕事に関係ない共通点のみ」と縛りを加えると、会話の幅がさらに広がるでしょう。

共通点が見つかるたびに心理的な距離が縮まるため、ゲーム後の雑談が自然に続きやすい点も魅力です。

ウソつき自己紹介

ウソつき自己紹介は、3つの自己紹介ネタのうち1つだけウソを混ぜて話し、聞き手がどれがウソかを当てるゲームです。
海外では「Two Truths and a Lie」と呼ばれる定番の手法で、3〜8人・5〜10分程度で楽しめます。

発表者は「マラソンを完走したことがあります」「兄が3人います」「納豆が食べられません」のように3つの情報を話します。
聞き手は質問を交えながら推理し、最後に一斉にウソだと思うものを指さしましょう。

ウソを見抜こうとする過程で自然と質問が生まれ、本当のエピソードへの掘り下げも起きやすい構造になっています。
自己紹介のマンネリを打破したいときに便利です。

意思疎通ゲーム

意思疎通ゲームは、お題に対する答えを直接口にせず、チーム全員の回答を一致させることを目指すゲームです。
4〜6人・5〜10分で実施でき、近年は研修アイスブレイクの新定番として注目されています。

たとえば「おにぎりの定番の具といえば?」というお題に対し、「一番人気のあれだよね」「コンビニで最初に思い浮かぶやつ」のように、答えそのものを言わずに相談します。
最後に一斉に回答を発表し、全員が一致すれば成功です。

「自分の当たり前」が相手と違う事実を体感できるため、認識合わせの大切さを楽しみながら学べます。

マイノリティゲーム

マイノリティゲームは、2択のお題に対して「少数派」になった人が勝ち残る、逆転発想のゲームです。
5〜10人・5分程度で実施でき、心理戦系の遊びを社内のアイスブレイクに転用する流れの中で注目度が上がっています。

「山派と海派、選ぶなら?」のようなお題を出し、相談タイムで自由に会話したあと、一斉にどちらかを選びます。
少数派だった人だけが次のラウンドに進み、最後まで残った人が優勝です。

勝つためには多数派の動きを読む必要があり、短い会話の中に駆け引きが生まれます。
発言が苦手な人も「選ぶだけ」で参加できる手軽さが魅力でしょう。

ノーカタカナゲーム

ノーカタカナゲームは、カタカナ語を一切使わずに会話やお題の説明へ挑戦するゲームです。
3〜8人・5分程度で実施でき、道具は必要ありません。

「スマートフォンを説明してください」というお題なら、「電話もできる小さな板状の機械……」などと言い換えながら伝えます。
「アプリ」「データ」とうっかり口にした瞬間に脱落です。
カタカナ語の多い職場ほど難易度が上がり、笑いも起きやすくなります。

普段何気なく使っている言葉を意識し直すため、言い換え力や説明力のトレーニングとしても機能します。
専門用語を使わずに顧客へ説明する練習として、研修に取り入れる企業もあります。

実は○○なんです自己紹介

実は○○なんです自己紹介は、「実は」という枕詞に続けて、自分の意外な一面を1つ発表するゲームです。
人数を問わず1人30秒〜1分ででき、自己開示を促すアイスブレイクとして人気が高まっています。

「実は、学生時代に全国大会へ出たことがあります」「実は、キャンプ用品を集めるのが趣味です」など、仕事では見えない情報を共有しましょう。
聞き手は気になった点を1つだけ質問できるルールにすると、会話が広がりやすくなります。

「実は」と前置きするだけで話のハードルが下がり、普段は控えめな人からも面白いエピソードが出やすい点が特徴です。

陽口(ひなたぐち)ワーク

陽口ワークは、本人が聞いていない体(てい)で、その人の良いところをメンバーで語り合うゲームです。
陰口の反対を意味する造語で、心理的安全性を高める取り組みとして近年注目されています。

対象者は後ろを向くか目を閉じ、残りのメンバーが1〜2分間、その人の長所や感謝している点を自由に話します。
終わったら対象者を交代し、全員分を繰り返しましょう。
3〜6人・1人あたり2分程度が目安です。

面と向かって褒められるより照れくささが薄れ、本音の称賛が出やすい構造になっています。
関係性がある程度できているチームで実施すると、特に効果を発揮します。

ヒーローインタビュー

ヒーローインタビューは、1人がスポーツ中継のヒーローになりきり、他のメンバーが記者役として質問を重ねるゲームです。
3〜6人のグループで、1人あたり5分程度を目安に交代します。

テーマは「最近の小さな成功体験」「人生で一番頑張ったこと」など自由に設定できます。
記者役は「そのとき、どんな気持ちでしたか?」と実況風に盛り上げながら深掘りしましょう。

質問する側の傾聴力と、答える側の言語化力が同時に鍛えられます。
何より「自分の話を興味を持って聞いてもらう」体験そのものが心理的な距離を縮めるため、新チーム発足時の相互理解に向いています。

二者択一トーク

二者択一トークは、「どちらを選ぶ?」という究極の2択に答え、選んだ理由を語り合うゲームです。
2人から大人数まで対応でき、1テーマ5分程度で完結します。

「1年間の休暇と臨時ボーナス、もらえるならどっち?」「過去に戻れる力と未来が見える力、選ぶなら?」のようなお題に対し、まず全員が一斉にどちらかを表明し、順番に理由を話します。
答えに正解がないため発言のハードルが低く、価値観の違いがそのまま会話のネタになるところが持ち味です。

お題を仕事寄りにすれば研修に、ユーモア寄りにすれば懇親会にと、場に合わせて調整しやすい点も便利でしょう。

紙とペンだけで会議室でできる簡単なコミュニケーションゲーム7選

紙とペンだけで会議室でできる簡単なコミュニケーションゲーム7選

ここからは、紙とペンさえあれば会議室で完結するコミュニケーションゲームを7種類紹介します。
書く工程が入ることで、話すのが得意でない人も参加しやすくなる点がこのカテゴリの強みです。

私は誰でしょうゲーム

私は誰でしょうゲームは、各自が自分の意外な一面や特技を紙に書き、読み上げられた内容が誰のものかを当てるゲームです。
5〜15人・10〜15分程度で実施できます。

進め方は次の通りです。

  1. 全員が「自分に関する意外な情報」を紙に1つ書きます
  2. 進行役が紙を集めてシャッフルし、1枚ずつ読み上げます
  3. 参加者は誰のことかを予想し、一斉に指をさして答えましょう

正解発表のたびに「えっ、そうだったの?」という驚きが生まれ、本人への質問タイムが自然に始まります。
自己紹介を兼ねられるため、新メンバーが入ったタイミングにも適しています。

十人十色

十人十色は、回答者が選んだ答えを、チームの仲間が予想して当てるゲームです。
4〜8人・10〜15分程度が目安で、紙とペンがあれば実施できます。

回答者を1人決め、「休日の過ごし方で一番好きなのは?」といったお題と3つ程度の選択肢を提示します。
回答者は自分の答えを紙に書いて伏せ、他のメンバーは相談して回答を予想しましょう。
一致すればチームに得点が入ります。

「あの人ならこれを選びそう」と考えるプロセスそのものが、相手への関心につながる仕組みです。
ラウンドを重ねるほど互いの人柄への理解度が試されるため、既存チームの相互理解の確認にも使えます。

書き出しゲーム

書き出しゲームは、お題から連想する言葉を制限時間内にできるだけ多く紙へ書き出し、数を競うゲームです。
人数の制限がなく、1ラウンド5〜10分で完結します。

「赤い食べ物」というお題なら、りんご・トマト・いちご……と思いつく限り書き続けます。
制限時間後に数を数え、最も多く書けた人やチームの勝利です。

このゲームの本当の面白さは、終了後の答え合わせにあります。
同じお題でも書いた言葉は人によって大きく異なり、「なぜそれを連想したのか」を共有すると、その人の経験や好みが見えてきます。
個人戦でもチーム対抗でも成立する柔軟さも魅力です。

流れ星

流れ星は、進行役が読み上げる「流れ星」「月」「木」という言葉を各自が1枚の紙に描き、完成した絵を見せ合うゲームです。
人数を問わず5〜10分で実施できます。

同じ言葉を聞いて描いたはずなのに、絵の構図や大きさ、配置は人によってバラバラです。
この違いを見せ合うことで、「同じ情報を受け取っても、人によって解釈は異なる」という事実を体感できます。

絵の上手さは一切問われないため、誰でも気軽に参加できる点も長所です。
報連相や指示の出し方をテーマにした研修の導入として使うと、その後の学びにつながりやすくなります。

図形伝達ゲーム

図形伝達ゲームは、出題者が図形の組み合わせを言葉だけで説明し、他のメンバーが聞いた情報をもとに紙へ再現するゲームです。
ペアまたは4〜6人のチームで、10〜15分程度かかります。

出題者は「大きな三角形の右下に、半分のサイズの円が接しています」のように説明し、描き手は質問できないルールで進めるのが基本形です。
完成後に元の図形と見比べると、「伝えたつもり」の情報がいかにズレるかが一目で分かります。

慣れてきたら質問ありのルールに変えると、確認することの価値も学べます。
伝える力と聞く力の両方を可視化できるため、コミュニケーション研修の定番として長く使われている遊びです。

偏愛マップ

偏愛マップは、自分の「好きなもの・こだわり」を紙一面に自由に書き出し、見せ合いながら会話するゲームです。
2〜6人・15分程度が目安で、相互理解を深めるワークとして近年再注目されています。

書き方に決まりはありません。
好きな食べ物、ハマっている作品、休日の過ごし方など、思いつくまま単語を散りばめます。
完成したら交換し、気になった項目について自由に質問し合いましょう。

話すのが苦手な人も「書かれた単語」がきっかけになるため会話が途切れにくく、共通の趣味が見つかると一気に距離が縮まります。
1on1の導入や新チームの顔合わせに取り入れる企業も増えています。

条件プレゼン

条件プレゼンは、ランダムに与えられたキーワードや条件をすべて盛り込み、チームで即興のプレゼンを作るゲームです。
1チーム3〜5人、準備と発表を合わせて10〜15分程度で実施できます。

たとえば「宇宙」「ラーメン」「敬語」という3つのキーワードを引いたら、それらを全部使った架空の商品や企画を考えて発表します。
無茶な組み合わせほど発想の飛躍が求められ、会場の笑いにつながるところが醍醐味です。

限られた時間で意見を出し合い、役割を分担して形にする流れは、実際の業務での共同作業の縮図になっています。
発想力研修の題材として転用される機会が増えている、注目のゲームです。

なお、研修やチームビルディングを目的にゲームを選びたい方は、目的別に企画を整理した「チームビルディングゲーム30選」も参考になるはずです。

少人数(2〜6人)向けの簡単なコミュニケーションゲーム6選

少人数(2〜6人)向けの簡単なコミュニケーションゲーム6選

ここからは、2〜6人の少人数でじっくり実施できるコミュニケーションゲームを6種類紹介します。
人数が少ない分だけ1人ひとりの発話量が増えるため、チーム内の相互理解を深めたい場面に向いています。

他己紹介

他己紹介は、2人1組でお互いにインタビューし、聞き取った内容をもとに「相手のこと」を全体へ紹介するゲームです。
ペアワーク5分と発表を合わせて、10〜15分程度かかります。

インタビューでは、名前や所属だけでなく「最近ハマっていること」「意外な特技」など、人柄が伝わる質問を心がけましょう。
発表時は「〇〇さんは実は……」と、相手の魅力を代弁します。

自分で自己紹介するより相手の言葉で紹介されるほうが記憶に残りやすく、「きちんと聞いて要約する」傾聴のトレーニングにもつながる手法です。
新人研修や顔合わせの定番として、長く使われ続けています。

自分史ワーク

自分史ワークは、自分の生い立ちや経歴、転機になった出来事を、制限時間内にメンバーへ語るゲームです。
3〜6人のグループで、1人5分程度を目安に実施します。

「学生時代に打ち込んだこと」「今の仕事を選んだ理由」など、話すテーマをあらかじめ2〜3個提示しておくと進めやすいでしょう。
聞き手は最後に1人1つ質問するルールにすると、対話が生まれます。

仕事上の役割からは見えない価値観や背景を知ることで、その後のコミュニケーションの解像度が上がります。
時間内に要点をまとめて話す練習にもなるため、少人数チームの立ち上げ期に特に効果的です。

NASAゲーム

NASAゲームは、「月面で母船から離れた場所に不時着した」という設定のもと、手元に残った15個のアイテムに優先順位を付け、チームで1つの結論をまとめる合意形成ゲームです。
4〜6人・15〜30分程度で、コンセンサスゲームの代表格として知られています。

まず個人で順位を考え、次にチームで話し合い、全員が納得する順位を決めます。
多数決やジャンケンに逃げず、理由を説明し合って合意する点がルールの肝です。

意見が割れたときにどう歩み寄るか、というチームの課題がそのまま表面化します。
模範解答と照らして採点もできるため、単なる交流を超えて「議論の質」を振り返りたい場面に向いているでしょう。

チェックイン・クエスチョン

チェックイン・クエスチョンは、会議や打ち合わせの冒頭に、全員が同じ質問へ一言ずつ答えてから本題に入る手法です。
2〜10人・5分程度で済み、海外の会議文化から日本企業にも広がりつつあります。

質問は「今の気分を天気で例えると?」「今週あった小さな良いこと」など、30秒で答えられる軽いもので構いません。
全員が一度口を開くことで、その後の会議での発言ハードルが下がります。

ゲームというより「仕組み」に近く、毎回の定例に組み込める継続性が最大の強みです。
リモート会議の冒頭に流れる沈黙への対策としても機能します。

ポジティブしりとり

ポジティブしりとりは、前向きな言葉や褒め言葉だけでつなぐ、しりとりのアレンジ版です。
3〜6人・5分程度ででき、道具も準備も必要ありません。

「笑顔」→「おもてなし」→「幸せ」のように言葉をつなぎ、ネガティブな単語を使ったら脱落というルールで進めます。
慣れたグループなら「メンバーの良いところ」縛りにすると、自然な称賛の交換が生まれるでしょう。

単純な遊びながら、前向きな言葉を探し続けること自体が場の空気を明るくします。
朝礼の1分ネタや、重い議題の前の空気づくりとして取り入れやすいゲームです。

ワードウルフ

ワードウルフは、1人だけ違うお題を与えられた「少数派(ウルフ)」を、会話の中から探し出す推理ゲームです。
4〜8人・1ラウンド10分程度で、無料のスマホアプリを使えば道具なしで始められます。

多数派には「きつね」、ウルフには「たぬき」のように似たお題が配られ、自分がウルフかどうかを知らされないまま全員で雑談します。
会話終了後、ウルフだと思う人を一斉に指名し、当たれば多数派の勝ち、外れればウルフの勝ちです。

探り合いの会話に全員が集中するため、初対面同士でも一気に場が温まります。
休憩時間の遊びから研修のアイスブレイクまで、幅広く使える人気ゲームです。

大人数で盛り上がる簡単なコミュニケーションゲーム7選

大人数で盛り上がる簡単なコミュニケーションゲーム7選

ここからは、10人以上の大人数でも全員が同時に参加できるコミュニケーションゲームを7種類紹介します。
懇親会や社員総会など、規模の大きい場の一体感づくりに役立つものを集めました。

バースデーライン

バースデーラインは、一切声を出さずに、参加者全員が誕生日順に一列へ並ぶことを目指すゲームです。
10〜30人・5〜10分程度で、道具は必要ありません。

使えるのは指のサインやジェスチャー、アイコンタクトだけです。
全員が並び終えたら順番に誕生日を発表し、正しく並べていたかを答え合わせします。

言葉が使えない制約の中で、身振りを工夫したり相手の意図を汲み取ったりする非言語コミュニケーションの難しさと面白さを体感できます。
人数が多いほど難易度と達成感が上がるため、大人数の場にこそ向いている定番ゲームです。

ジェスチャーゲーム

ジェスチャーゲームは、身振り手振りだけでお題を表現し、チームの仲間が制限時間内に当てるゲームです。
チーム対抗で10〜15分程度、人数の上限は実質ありません。

表現者は言葉と口パクを禁止され、体の動きだけで「ゴリラ」「ラジオ体操」「満員電車」などのお題を伝えます。
制限時間内の正解数が多いチームの勝利です。

恥ずかしさの壁を越えた瞬間に会場が一体化する、盛り上がり重視の場に強いゲームです。
お題の難易度を調整すれば年齢層を問わず楽しめるため、家族参加型のイベントにも使えます。

人間知恵の輪

人間知恵の輪は、円になって隣以外の人と手をつなぎ、絡まった状態から手を離さずに1つの輪へ戻すゲームです。
1グループ8〜15人・10分程度が目安です。

「くぐって」「またいで」と声をかけ合いながら、全員で少しずつ絡まりをほどきます。
体を動かすゲームではあるものの、実際に必要なのは腕力ではなく、状況を観察して的確に指示を出す力です。

自然と全員が声を出す構造になっているため、発言の偏りが起きにくいという利点があります。
ほどけた瞬間の達成感が共有体験として残る、一体感づくりの定番です。

震源地ゲーム

震源地ゲームは、輪の中心にいる鬼が、全員の動きの発信源である「震源地」役を当てる遊びです。
10〜30人・10分程度で実施できます。もともとレクリエーションの世界で親しまれてきた遊びが、社内イベントに転用されて注目されている一例です。

震源地役は拍手や屈伸などの動きを次々に変え、他の参加者は震源地を悟られないように真似し続けます。
鬼は全体を観察し、発信源を推理しましょう。

全員が「演技者」として関わるため、傍観者が生まれにくい構造になっています。
ルール説明が30秒で終わる手軽さもあり、懇親会の幕間に差し込みやすい点も魅力です。

たけのこニョッキ

たけのこニョッキは、「たけのこたけのこニョッキッキ!」の掛け声のあと、1人ずつ「1ニョッキ」「2ニョッキ」と、他の人と重ならないように立ち上がっていくゲームです。
5〜15人・5分程度で完結します。

誰かと同時に言ってしまった人と、最後まで残ってしまった人が脱落です。
テレビ番組発祥の遊びですが、順番を決めずに空気を読み合う独特の緊張感が受け、アイスブレイクの題材として広がっています。

互いの様子をうかがう時間そのものがアイコンタクトの応酬になっており、終わる頃には自然と笑いが起きています。
説明が一瞬で済むため、余った5分の穴埋めにも重宝するでしょう。

キャッチ

キャッチは、円になった全員が右手で筒を作って隣の人の左手人差し指を包み、進行役の「キャッチ!」の合図で「指を握る」と「指を逃がす」を同時に行う反射神経ゲームです。
10〜30人・5分程度で楽しめます。

進行役は「キャベツ」「キャンプ」などの引っかけワードを織り交ぜながら話を読み上げ、「キャッチ」の瞬間だけ全員が一斉に反応します。
捕まった人からも逃げ切った人からも、思わず声が上がる瞬間です。

体を大きく動かさないのに会場全体が沸く、レクリエーション由来の遊びです。
幅広い世代が交ざる場でも実施しやすく、イベントの導入に向いています。

後出しジャンケン大会

後出しジャンケン大会は、進行役の出した手を見てから、指示に従って「勝つ手」や「負ける手」を後出しするゲームです。
人数無制限・5分程度で、司会が1人いれば成立します。

序盤は「私に勝ってください」から始め、徐々に「負けてください」へ切り替えるのが定番の流れです。
頭では分かっていても手が追いつかず、あちこちで笑いが起きます。

全員がその場に立ったまま参加でき、勝ち残り形式にすれば優勝者も決められる手軽さが強みです。
大人数イベントのオープニングで空気を一気に温めたいときの鉄板ネタとして覚えておくと便利でしょう。

大人数の社内イベントを企画する立場の方は、会場や競技のアイデアを整理した「雨の日もOK!屋内でできる社内イベント15選」もあわせてご覧ください。

コミュニケーションゲームの効果を高めるコツ

コミュニケーションゲームの効果を高めるコツ

コミュニケーションゲームの効果は、目的の共有・全員参加の設計・実施後の振り返りという3つの工夫で大きく変わります。
同じゲームでも、この3点を押さえるかどうかで参加者の満足度に差が出るため、実施前にチェックしておきましょう。

実施する目的を最初に共有する

ゲームを始める前に「今日はお互いを知ることが目的です」と一言添えるだけで、参加者の取り組み方が変わります。
目的が分からないまま参加すると、「なぜ業務時間にゲームをするのか」という疑問が先に立ち、斜に構える人が出やすくなるためです。

目的は凝ったものでなくて構いません。
「初対面同士の緊張をほぐす」「会議の前に頭を切り替える」など、シンプルな一文で十分です。
進行役が目的を言葉にしておくと、ゲーム選びの基準が明確になり、終了後の振り返りもしやすくなります。

全員が参加できるルールに調整する

ゲーム選びと同じくらい重要なのが、参加者の誰も置き去りにしないルール調整です。
会話中心のゲームは話し上手な人が目立ちやすく、体を使うゲームは運動が得意な人に注目が集まりやすいという偏りがあります。

たとえば発表系のゲームなら「1人の持ち時間を固定する」、当てっこ系なら「回答は全員一斉に出す」といった調整で、発言量の差を小さくできます。
強制的に盛り上げるのではなく、「参加しやすい形を作る」という発想が大切です。

内向的なメンバーが多い職場なら、書く工程のあるゲームや、選ぶだけで参加できるゲームから始めましょう。

終わったあとに短い振り返りを入れる

ゲームが終わったら、2〜3分でいいので簡単な振り返りの時間を設けましょう。
「楽しかった」で終わらせず気づきを言葉にすることで、ゲームでの体験が日常のコミュニケーションにつながります。

振り返りといっても、感想を1人一言ずつ共有する程度で十分です。
「〇〇さんの意外な一面を知れた」「伝えたつもりでも伝わらないことが分かった」といった声が出れば、そのゲームは目的を果たしています。

研修の一環として実施する場合は、「今日の気づきを業務のどの場面で活かせそうか」まで問いかけると、学びの定着度が一段と高まります。

なお、「一部の人だけが盛り上がってしまう」問題の構造と解決策については、「社内イベントで全員が盛り上がるのは難しい?」で詳しく掘り下げています。

簡単なゲームでは物足りないときの本格的なチームイベント

簡単なゲームでは物足りないときの本格的なチームイベント

毎回のゲームがマンネリ化してきたら、数時間かけて実施する体験型のチームイベントを検討する段階です。
5〜10分のゲームは会話のきっかけづくりに優れている一方、チームの関係を一段深めたいときや記憶に残る共通体験を作りたいときには、非日常性のある企画が力を発揮します。
ここでは代表的な4つのジャンルを紹介します。

ARスポーツ「HADO」

ARスポーツ「HADO」

HADOは、専用のゴーグルとアームセンサーを装着し、エナジーボールやシールドを使って対戦するARスポーツです。
1試合は80秒で決着し、運動から離れて久しい方でも参加しやすい設計になっています。
世界40カ国で展開し、累計プレイヤーは約1000万人にのぼります。

運動能力よりも作戦と連携が勝敗を左右する点が、チームイベントとしての最大の特徴です。
私自身、HADOで勝利するにはチームでの作戦会議やプレイ中の連携が欠かせず、役職や部署を超えて協力する必要があるからこそ自然と会話が生まれる、と考えています。
実際に、チームビルディングや社内交流を目的とした法人利用は累計1,000社を突破しました。

店舗での開催に加えて、機材を会場へ持ち込む出張開催にも対応しています。
法人向けイベントの内容や料金は、ぜひ以下のページをご確認ください。

HADO法人向けイベントの詳細はこちら

謎解き・脱出ゲーム

謎解き・脱出ゲームは、チームで謎を解きながら物語のクリアを目指す体験型イベントです。
推理力・情報整理力・役割分担が問われるため、会話が苦手な人も「謎を解く」という共通の目標を通じて自然に議論へ加われます。

運動要素がほとんどなく、会議室や宴会場でも開催できる汎用性の高さが強みです。
市販の謎解きキットを使った小規模開催から、専門会社によるオリジナルシナリオの大規模開催まで、予算に応じて選べます。

制限時間内に解けるかどうかというギリギリの体験が一体感を生むため、部署横断のチーム編成で実施すると交流効果が高まります。

社内運動会・スポーツ大会

社内運動会・スポーツ大会は、複数の競技を組み合わせて半日〜1日かけて実施する、大規模イベントの王道です。
玉入れや綱引きなどの定番競技に加え、近年はモルックやボッチャのような「運動能力に左右されにくい競技」を採り入れる企業が増えています。

応援や声援を含めて全員に役割が生まれるため、数百人規模でも一体感を作りやすい形式です。
企画・運営の負荷は大きいものの、その分だけ記憶に残る共通体験としての効果も高くなります。

実在企業がどのような狙いで社内イベントを設計したかは、「社内イベントの面白い事例11選」で一次ソース付きで紹介しています。

料理・ものづくり系ワークショップ

料理・ものづくり系ワークショップは、チームで1つの成果物を作り上げる過程を通じて交流を深めるイベントです。
ピザ作りやそば打ちなどの料理体験、レゴやアート制作などが代表例で、2〜3時間程度で実施できます。

完成品という分かりやすいゴールがあるため、役割分担と助け合いが自然に発生します。
作ったものをその場で食べたり飾ったりできる点も、参加者の満足度を高める要素です。

勝ち負けが存在しない協働型のイベントのため、競争が苦手なメンバーが多い組織や、部署間の関係をゆるやかにほぐしたい場面に向いています。

まとめ

簡単なコミュニケーションゲームを選ぶときは、「使える時間」「集まる人数」「用意できる道具」の3条件で絞り込むと失敗しません。
道具なし・5〜10分のゲームなら明日の朝礼からすぐに始められ、紙とペンがあれば会議室での研修にも対応できます。
まずは早見表から2〜3個の候補を選び、目的の共有と短い振り返りをセットにして実施しましょう。

そして、ゲームで生まれた会話の芽をチームの一体感まで育てたいときは、体験型イベントという次の一手があります。
私は「面白くなければ価値はゼロ」という信念でHADOを作ってきましたが、心から楽しめる体験の中でこそ、人は立場を忘れて自然につながると考えています。
日常から少し離れた共通体験は、その後の職場の会話を変えるきっかけになるはずです。

HADOの法人向けイベントの詳細は、以下のページをご覧ください。

HADO法人向けイベントの詳細はこちら

また、社内イベントやレクリエーションの企画全体を相談したい場合は、企画から運営まで総合的に支援するサービス「HAZUM」もございます。

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